ニーズの概略
ファイザーが、DNA損傷への対応(DNA Damage Response)に関して、連携先を探しています。
DNA損傷と複製ストレスは病気の主要な役割を果たしており、癌の特徴となっています。 ゲノムの完全性を維持し、正常な機能をサポートするために、細胞はDNA損傷修復と細胞周期チェックポイント経路の複雑なネットワークを進化させました。これはまとめてDNA損傷応答(DDR)として知られています。 DDRプロセスは癌で一貫して変化し、ゲノムの完全性の喪失が癌の発生に因果関係を持っています。
ただし、このユニークな腫瘍生物学とDDRの欠陥は、正常組織を温存しながら癌細胞を効果的に殺すために治療的に活用することができます。DDRプロセスの薬理学的制御は、細胞分裂を妨害してアポトーシスを誘導することによって直接、または腫瘍細胞に対する免疫系を解き放つことによって間接的に腫瘍増殖を阻止するために使用される可能性があります。さらに、近年、DDRプロセスは、トリヌクレオチドリピート拡大症候群を含む癌以外の加齢性疾患で役割を果たすことが報告されており、DDRに焦点を当てた治療の恩恵を受ける可能性のある患者の数が拡大しています。
ファイザーの科学者は、DDR分野のリーダーと協力して、治療適応症全体にわたる患者向けの斬新でインパクトのある治療法の開発に熱心に取り組んでいます。 DDRプロセスを制御できるようになると、満たされていない高い医療ニーズに差別化された角度から取り組む機会が得られ、患者の生活が向上します。
ファイザーは、患者の人生を左右するような全く新しい治療法を発見するために、DNA損傷応答分野での提携の機会に興味を持っています。
関心のある特定の分野は次のとおりです:
- DDRモジュレーターとの組み合わせによる化学療法の有効性と安全性の向上
- 癌を治療するための新しい合成致死性の機会
- 腫瘍に対する免疫システムを解き放つアプローチ
- 癌以外の病気に影響を与えるDDRプロセスの制御
Pfizer について
ファイザー社はバイオ医薬品のリーディング企業として、世界レベルの科学研究員、医薬品やワクチンにおける最先端の設計力、社外協業のグローバルネットワーク、製造および市販後における業界一のノウハウを日本のパートナーの皆様にご提供できるものと自負しております。
また、サイエンスを進展させ、効果の高い医薬品やワクチンを健康改善に役立てる際の、良きパートナーとなる確信を持っております。