ニーズの概略

ベーリンガーインゲルハイムが、前臨床PK、PD、および安全性研究のためのbRo5分子の皮下製剤を可能にする、皮下投与経路の利用に関する共同研究先を求めています。


背景・概要:

PROTACのようなBRo5(リピンスキーの法則5を超える)化合物は、困難な、または以前はドラッグできなかった標的に対処するための創薬の新しい機会を提供します。それにもかかわらず、これらの分子は、透過性が低く、水溶性が低く、代謝クリアランスが高いなど、薬物のような特性が低いことが多く、したがって経口投与にアクセスするのが困難です。 適切な代替手段は、例えば、透過性バリアの回避などの利点を提供するため、皮下投与経路です。

技術要件:

同社は、研究者および技術開発者に、前臨床PK、PD、および安全性研究のためのbRo5分子の皮下製剤を可能にする、前臨床設定での皮下投与経路の革新的な製剤アプローチを提供する提案を求めています。

    • ターゲットタンパク質:SMARCA2 / 4、LFA1、MDM2、HCV

提案を提出するインセンティブとして、選出された全ての提案者に、これまでにない選択の新規bRo5化合物へのアクセスを提供します。このコレクションは、最新の革新的な分子を使用して製剤技術をテストするための高い価値を提供することを期待しています。

同社はすべての提案内容を確認し、その選定において独自の裁量により、資料にはその使用に関する制限を理解および定義するための簡単な覚書が提供されます。これにより、提出物から生成されたすべてのIPは選出された研究者に残ります。

望ましい連携形態:

  • 共同研究

*上記掲載内容は、ジャパン・テクノロジー・グループ(JTG)が各ニーズの概要や要点を、独自に整理、要約、および翻訳(海外ニーズの場合)した上で提供しているものです。

Boehringer Ingelheim について

ベーリンガーインゲルハイムは世界におけるトップ20製薬企業の1つで、株式を公開しない独立した企業形態を維持しています。約50,000人の社員が、医療用医薬品、アニマルヘルスおよびバイオ医薬品の受託製造の3つの事業分野において、革新的な製品開発を通した価値の創出に日々取り組んでいます。(同社Webサイト“ベーリンガーインゲルハイム“より)