ニーズの概略

肺高血圧症及び肺線維症のための新規の治療ターゲット分子

肺高血圧症は、予後不良に関連する様々な原因に端を発し、右心不全をもたらす進行性疾患です。全ての異型の症状を数に入れると、この疾患は世界で約1億人もの患者が存在しています。ファイザー社は、この疾患の炎症やリモデリングを治療し、疾患の改善と最終的には好転をもたらすことを目指した創薬プログラムのポートフォリオを有しています。ファイザー社は特発性肺高血圧症や、あるいは間質性肺疾患、慢性閉塞性肺疾患 (COPD)、慢性血栓塞栓性肺高血圧症 (CTEPH) などに関連する肺高血圧症の治療薬の開発に興味を持っています。また、病因が判明していない進行性肺疾患である特発性肺線維症(IPF)にも関心があり、この疾患は、息切れ、呼吸不全、また最終的には死亡に繋がる症状により特徴付けられます。
ファイザー社は、ターゲット、パスウェイ、介入研究に着目して、罹患率/致死率を直接的又は間接的に低下させることのできる差別化されたアプローチに興味を持っています。ファイザー社は線維芽細胞の活性化及び移動、線維細胞の分化と動員、筋線維芽細胞の増殖、細胞外マトリクスの変性とリモデリング、酸化ストレス、炎症シグナル、等を制御する新規機序に関して研究を行っているパートナーを求めています。

要件:

ヒトの疾患を解析することによって得られた遺伝的又は生化学的なデータに基づき、論理を構築している研究者が望まれます。その他の要件としては、前述の疾患分野において、新規又は既存の経路を標的にする低分子化合物やバイオロジクスを有していたり、あるいはこれらの創薬に関する技術や能力を有したりしていると、より望ましいです。

考えられるアプローチ:

  • ヒトの遺伝子データ、臨床的知見、ノックアウト/ノックダウン又は変異誘発の研究から治療ターゲットを同定し、疾患に関連するin vitro、in vivoの試験により、それらを実証する。
  • 低分子化合物あるいはバイオロジクスを作製し、疾患に関連するin vitro、in vivoの試験においてそれらの活性を評価する。
  • 疾患要因に対して不適応な症例、耐性を示す症例が含まれる患者母集団へのアクセス(例:環境汚染微粒子、または高地生活による慢性酸素欠乏の影響により誘発される適応的免疫反応)

関心のない分野:

臨床と関連がないin vitro、in vivoのデータに基づいた仮説を単に検証するだけのアプローチは今回の対象外です。

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keywords1: Pulmonary hypertension,lung disease,COPD,CTEPH,IPF,fibroblast activation and migration,fibrocyte differentiation and recruitment, myofibroblast proliferation
keywords2: 共同研究、資金提供
language : -JP
infocode : m01y0FcB07r01
N-number : 0F_J66

Pfizer について

ファイザー(英: Pfizer Inc.)は、アメリカ合衆国ニューヨーク州に本社を置く製薬会社である。2013年世界の医薬品売上高で一位である[1]。ニューヨーク市マンハッタン区のグランド・セントラル駅に程近いミッドタウン東部に、本社ビルを所有している。ダウ平均株価の構成銘柄に選ばれている。