ニーズの概略
がん特異的抗原に対する抗体
ファイザー社は、抗体薬物複合体(ADC: Antibody drug conjugate)のアプローチに適したモノクローナル抗体(mAb)を求めています。ファイザー社は過去20年間、ADC技術に対して投資を行い、広範囲に及ぶリンカー、及びペイロードを開発してきました。単一のリンカー/ペイロードの組合せのみでは、全てのADCターゲットに対して十分ではなく、ファイザー社の豊富な次世代型リンカー/ペイロードのセットにより、お手持ちのモノクローナル抗体をADCにして頂ける機会をご提供できると考えています。
ファイザー社は自社で保有しているリンカー/ペイロードを、パートナーの方が保有されているモノクローナル抗体に組み合わせてADCを作成し、それらをパートナーの方がお持ちのin vitro及び in vivoのモデルで評価して頂くことを望んでいます。また、お持ちの抗体を二重特異性抗体 (bispecific antibody)にして、例えば、T 細胞をがん組織に移行させることに関しても、興味を持っています。
要件
以下のような要件が求められます。:
- ターゲットの抗原が腫瘍細胞に特異的に発現しており、正常な組織においては発現がない又は最小限であることが、例えばIHCによって実証されている
- ターゲットの抗原が細胞表面に発現していることが、例えばFACSによって実証されている
- モノクローナル抗体が、抗原に結合後に細胞内に移行することが、実証されている
- より望ましくは、げっ歯類のターゲット抗原に関しても交差するヒト化抗体である
今回の共同研究で有効性、安全性を強く示唆するデータが得られた場合、臨床での応用を目指した共同研究に発展する可能性があります。
関心のないアプローチ
- がん細胞をターゲットにしていないアプローチは対象としておりません。
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keywords1: monoclonal antibody,linker,payload,lysozome,Saporin
keywords2: 共同研究、資金提供
language : -JP
infocode : m01y0FcB07r01
N-number : 0F_J70
Pfizer について
ファイザー(英: Pfizer Inc.)は、アメリカ合衆国ニューヨーク州に本社を置く製薬会社である。2013年世界の医薬品売上高で一位である[1]。ニューヨーク市マンハッタン区のグランド・セントラル駅に程近いミッドタウン東部に、本社ビルを所有している。ダウ平均株価の構成銘柄に選ばれている。