ニーズの概略
概要:
ペプシコは、ビスケットやクッキーに使われている砂糖に代わる材料を探しています。
背景・詳細:
現在、ビスケットやクッキーなどの製品には、約20重量%の砂糖が使われています。この製品原材料として使われる砂糖の複雑な機能を再現しようとすると、様々な課題が発生します。砂糖は完成品の色、食感、甘味に寄与しています。代替成分は、色、食感、甘味の機能とともに増量能力を備えていることが求められます。
技術要件:
ペプシコは、世界的な取り組みと食品基準規制の一環として、製品に含まれる砂糖の使用量削減に取り組んでいます。このプロジェクトでは、糖アルコール、高甘味度甘味料、蜂蜜、フルーツジュースなどは考慮されません。
主な成功基準:
<必須要件>
- すべての成分は食品グレードでなければならない。
- 従来のビスケットやクッキー(色、甘さ、質感)を食べることに最も近い感覚体験を与えること。
- 水分:生地の水分含有量は3〜10%であること。
- 後味に苦味がないこと。
- 成分リストと配合を提供すること。
<あればなお良い要件>
- 貯蔵寿命情報を提供できること、または既知であること。
<考えられるアプローチ>
ペプシコはさまざまな解決策を検討します。
甘味をあまり必要としない新しいフレーバー成分、プロセスと成分の組み合わせ、成分、繊維、香料、果物の混合物など。なお、果物は、甘味および/または水分基準の問題でテスト済みです。
<興味がないアプローチ>
以下に列挙する砂糖の代替品は興味がなく、評価の対象外となります。
- 蜂蜜、黒糖、糖蜜、砂糖ベースのシロップ、果物と野菜のジュース。
- 糖アルコール、高甘味度甘味料。
- すべての種類の砂糖(ショ糖、乳糖など)
- 砂糖を加えたマーマレード
- シロップ(アガベ、日付、ヤーコン、カエデなど)またはネクター(パルミラの花)
望ましい連携形態:
さまざまなパートナーシップに門戸を開いていますが、評価の対象となる提案は概念実証がなされている必要があります。
技術成熟度レベル(TRL):TRL4以上
*上記掲載内容は、ジャパン・テクノロジー・グループ(JTG)が各ニーズの概要や要点を、独自に整理、要約、および翻訳(海外ニーズの場合)した上で提供しています。
Pepsico について
ペプシコ社は、Pepsiだけでなく、QuakerやGatorade、Tropicana、Frito-Layなどのグローバルブランドを持つ世界をリードする食品・飲料メーカーの一つです。