ニーズの概略
概要:
ファイザーが、腎障害(多発性嚢胞腎、アルポート症候群、巣状分節性糸球体硬化症、IgA腎症)における治療法開発のための提案を求めています。
背景・詳細:
ファイザーは、下記に列挙する腎障害の治療法の進歩のための提案を求めています。
多発性嚢胞腎、アルポート症候群、巣状分節性糸球体硬化症、IgA腎症
ファイザーは、さまざまなコラボレーションモデルを使用して、学術研究機関やその他の公的/私的団体と連携してゆきます。すべてのモデルは、ファイザーのR&Dリソースと機能へのアクセスを提供し、初期の革新的な概念を進歩させ、患者にとって画期的な可能性のある医薬品に変換するのに役立てたいと考えています。
技術要件:
- 多発性嚢胞腎(PKD):
(常染色体優性および常染色体劣性)- 嚢胞のサイズ、成長、形成の減少o繊毛の形成と機能
- マクロファージと組織に存在する免疫oDNA損傷応答
- 巣状分節性糸球体硬化症(FSGS):
- 糸球体濾過バリアコンポーネントおよび有足細胞などの細胞を標的とする
- 糸球体硬化症の遅延
- 頭頂上皮細胞の調節
- アルポート症候群(X連鎖常染色体優性):
- コラーゲンの置換または再発現
- 腎衰弱の遺伝子修飾因子に関連する経路
- 基底膜と細胞マトリックスのダイナミクス
- IgA腎症:
- IgA沈着を減らす、または異常なIgAグリコシル化を減らすメカニズム
- メサンギウム細胞応答
<検討対象となる提案>
技術、インフラストラクチャとモダリティの実現
- 小分子、生物療法、遺伝子治療
- 腎臓および腎臓特有の区画および細胞型へのナノ粒子送達
- 腎臓特異的発現を促進するRNA要素
- 腎臓に特有のAAV屈性
- 遺伝子発現、置換、再発現
<検討範囲外>
- 細胞ベースの治療法、幅広い血行力学的修飾因子、補体阻害剤
- スタンドアロンのバイオマーカーアッセイ/プラットフォーム、医療機器
- 特に腎臓以外の疾患の症状を標的とするメカニズム
- ドラッグリポジショニング
<提案資料>
科学的背景と研究概要を説明する2〜3ページの非機密情報のみ記載した資料
*指定のフォーマットがありますので、お問合せください。
連携形態:
- 共同研究・開発
- ライセンス
- 合弁事業
- その他
技術成熟度(TRL):TRL4以上
*上記掲載内容は、ジャパン・テクノロジー・グループ(JTG)が各ニーズの概要や要点を、独自に整理、要約、および翻訳(海外ニーズの場合)した上で提供しているものです。
Pfizer について
ファイザー社はバイオ医薬品のリーディング企業として、世界レベルの科学研究員、医薬品やワクチンにおける最先端の設計力、社外協業のグローバルネットワーク、製造および市販後における業界一のノウハウを日本のパートナーの皆様にご提供できるものと自負しております。
また、サイエンスを進展させ、効果の高い医薬品やワクチンを健康改善に役立てる際の、良きパートナーとなる確信を持っております。