ニーズの概略
概要:
ペプシコが、パッケージングのリサイクルPET含有量を増やしても、品質面や美的側面における課題を最小限にできる技術を求めています。
背景・詳細:
ペプシコは、パッケージングのrPET(リサイクルPET)含有量を増やし、新しいPET(polyethylene terephthalate: ポリエチレン・テレフタレート)の使用を減らし、パッケージングにおける地球温暖化ガス(GHG)を減らすことを目指すにあたって、パッケージングの品質と美的面における課題を最小限に抑える解決策を求めています。
技術要件:
<特性要件>
- 金属汚染物質(Feなど)を隔離し、副反応と色を減らす方法
- 黄変または着色および黒の仕様を含むrPETのより高い使用による美的面の課題への対策
- 過度の加熱を低減する除染技術
- 1つの溶融工程(フレークからプリフォーム)を排除できる可能性がある技術
- 温室効果ガスを削減できることが望ましい
- パッケージング形態ー水、CSD、加熱充填、無菌
- 使用機会ーパッケージ内のrPET含有量を33%以上に拡張する
- 官能特性ー外観、味、風味に関して製品への悪影響がないこと
<機能要件>
- コンセプトの作成から物理サンプルを作成するまでの機能を備えたパイロットテストができる機能を有すること
- 商業化できる実用可能な機能を有すること
- 十分な耐久性があり、製品としての取り扱いができること
パッケージは、製造プロセス、倉庫保管、および流通に対応できることが求められます。
<性能要件>
- 高速ブロー成形ラインでシームレスに実行できる
- ブランド相応しい美観を有する
- 3mmの飾り額を使用してrPETカラーの標準化された飾り額の仕様を作成する必要がある(背景色と事前に決められた色のパッチワークを使用する)
- ベンゼン、BPAのように低NIAS(意図せずに添加された物質)であること
- rPETAAレベルの仕様を5ppm未満に緩和する
あれば望ましい要件(必須ではない):
- 溶融履歴の数を減らすことにより、色と美観を改善できる
- フレークからプリフォームに至る一貫した技術を有する
- ボトルの収量を最大化するための検査システムを完全に実行できること
連携形態:
- 共同研究・開発
- ライセンス
- 特許譲渡
- 合弁事業
- その他:様々な連携形態に対応可能ですが、概念実証(POC)が求められます。
技術成熟度(TRL):TRL5以上
*上記掲載内容は、ジャパン・テクノロジー・グループ(JTG)が各ニーズの概要や要点を、独自に整理、要約、および翻訳(海外ニーズの場合)した上で提供しているものです。
Pepsico について
ペプシコ社は、Pepsiだけでなく、QuakerやGatorade、Tropicana、Frito-Layなどのグローバルブランドを持つ世界をリードする食品・飲料メーカーの一つです。